プロローグ
♪ レクイエムが静かに流れる。そこに・・・
119番火災通報やサイレン・警鐘の音が鳴り響き、消える。消防署の隊長が語る。
「ええ、そうです。我々消防隊が火災現場に到着したのは、9時40分頃です。アパートの1階からは炎が、2階からは煙が・・・
すぐに2階に放水し、すさまじい煙の中を内部へ突入。子供を発見し、救急隊によって救命センターに搬送しました。しかし、5歳の男の子、・・・。」
脚本 市村益宏 語り・音楽 三咲順子
内容 関西のある都市で発生した住宅火災の実話に基づき、出動した
消防署の隊長や母親の思いを伝えるもの
端緒 「防災一人語り」推進グループの代表が平成13年12月18日付
の新聞記事(下記参照)を保存していたところ、平成17年7月に
三咲順子さんの一人語りの作品を観劇したことが契機となり制作
初演 平成17(2005)年11月11日【公演記録 №1】